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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第30章 【微エロ*番外編】危険な香りの温泉旅行 売店にて弟松と



「アレぇ?姉さんも見たいの?ボク達と一緒に見る?」

「見・ま・せ・ん!バラエティ番組を見るのと同じノリで言わないの十四松っ。大体、これ売り物でしょ?袋とじまで開けちゃって・・・駄目でしょ、こういうことしちゃ!」

「目敏いね、ナス子・・・っていうか、袋とじとか知ってるんだね、ということは、ナス子もこういう雑誌見たことあるってことだよね」

「へ?!」

 一松から突然予測していなかった言葉が飛び出し、つい変な声を上げてしまうナス子。
 知識として知っているだけだと慌てて弁明をするが、焦る様子が返って怪しさを深める。

「姉さんエロエロ?!」

「僕達に軽蔑の眼差し向けておいてさぁ、ナス子姉さんだって実は興味あるんでしょ?イ・ヤ・ラ・シ・イ・コ・ト」

「だから違うって!!ちょっと一松!変なこと言わないでよ!!」

「変なことって?俺は思ったことを言っただけだよ。いつもそうでしょ・・・ところで、ねぇ、ナス子」

「うぐぐぐ・・・・・・なにっ」

「それ・・・グシャグシャになっちゃってるけど、いいの?売り物だよ」

「・・・ハッ!!」

 気が付くと、無意識に手に力を入れてしまっていたのか、一松の手から奪った雑誌は丸く握り締められ、すでに元の形状を成していなかった。

「あ~あ・・・これはもう買い取らなきゃだね・・・ヒヒッ、ナス子、旅行先でそんなエロ雑誌なんて買ってどうするつもり・・・?使うの?」

「姉さんエロエロ?!オッ、ナ~ニィ~すんの?!」

「お会計はフロントだよ、ナス子姉~さん♪」

「・・・・・・・・・アンタらねぇ・・・」

 ナス子は顔に浮き出た血管が今にもぶち切れそうな表情で三人を睨みつけるが、そんなことはどこ吹く風。
 ニヤニヤニコニコと面白そうな顔でナス子を見る三人は、まったく怯む様子はない。
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