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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第28章 【微エロ】 危険な香りの温泉旅行 十四松は神出鬼没 十四松





ごくり。

 ナス子は温泉の入り口前に立つと、目の前にかけられた暖簾をじっと見つめる。
 
 実はこの旅行、平日という事もあり、今日もナス子達以外お客さんがいないらしい。
 まさかのラッキーに、折角だし一度この混浴風呂と言うのにも入ってみようかと言う気になる。
 寧ろ入ってみたい!!!もう二度とこんな所に入れないかもしれないし。

 松共はもうこっちの風呂に入った訳だし、今日は男性風呂に入るハズだ・・・。
 自分が入っているのさえバレなければ、同じ混浴に入ってくる事はないとナス子は推理した。
 本当は部屋の露天にも入りたいのだが、中々その隙が見つからない。
 旅行なんて本当に数年ぶりなので、入れるのなら全部に入りたい!
 出来る事なら男湯にも入ってみたい!変態である。

 そう心の中での葛藤が続いた後・・・ナス子はそろりそろりと混浴と書かれた暖簾をスルリとくぐる。
 
 中に入ると、スリッパが当たり前のように一つもない事に安心する。
 やった、貸し切りだ!!!じゃないと困るけどもっ。

 服を脱ぎ、一人きりなのでタオルで体を隠す事なくご機嫌に風呂の扉をガラリと開ける。

「あ」

「え」

 扉を開けると、そこには気持ち良さそうに露天風呂に浸かる十四松の姿が。
 二人の目が合うと、十四松も目を猫のように丸くして驚く。

「ねねねね、姉さん?!」

「じゅ、十四松ぅ?!」

 正面から真っ裸を見られ、慌てて手で隠す。
 何故十四松がここにいるかと言うと、先ほど旅館に到着した時、十四松だけは部屋に戻った後何処かへと走り去って行った。

 そのことにナス子は気づいてはいたが、多分男湯の温泉に行ったのだろうと思い込んで・・・いたのだが。

 まさかの場所でまさかの対面である。

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