第27章 危険な香りの温泉旅行 動物園に行きました カラ松
~ピーンポーンパーンポーン♪~
『お知らせします、先ほど逃走した日本猿ですが、無事当係員により捕獲されました。なお、猿にて被害などを受けた方がいらっしゃいましたら、当看護室までお越しください。お客様にはご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。繰り返します・・・━━━━━』
「えっ」
「な~んだ、アイツやっと捕まったかぁ!ちぇ~、俺が捕まえてナス子にいい所見せようと思ったのにぃ」
「アンタもう探しに行く気なかったよね?」
「でも良かったね、ナス子姉!これで財布も帰ってくるし、怖がる事ないよっ」
猿が捕まったいう事で一同一安心。
その端で、闘争心を燃やしていたカラ松は少し悔しさが残るのであった。
やっぱりこんな時は残念なカラ松・・・安定のカラ松だ。