第25章 危険な香りの温泉旅行 動物園に行きました
ナス子、即答である。
おそ松が話し終わるか終わらないかのタイミングで被せて拒否をした。
「なんだよぉ、まだダメなのぉ?」
「まだって何?!いつでも嫌だからね?入らないよ、おそ松なんかとは!!相手がどんなに救いようのないダサくて可愛気なくて口煩くグータラしてたとしても女ならつい手を出しちゃうおそ松なんかと・・・!!」
言った言葉が自分にブーメランし悲しくなるが、本当の事なので仕方ない。
「へへへー!わかってんじゃーん、そうそう!俺ってば心のひろーいお兄ちゃんだからさぁ、どんなにダメ女なナス子でも一緒に入ってあげようって思うんだよ~?」
「おそ松兄さん、それ以上言うとこの席がおそ松兄さんのケチャップ祭りになりそうだからやめてくんない?!」
「今すぐにでもケチャップにしてあげてもいいんだけど、おそ松!」
フォークをキラリと光らせておそ松をまたナス子が睨むと、冗談だってという言葉が返ってきながらまた朝食を食べ始めた。
「持ってきたぜぇ、シスター!さぁ、このイカした男、カラ松のモーニング珈琲を」
「「「「「「ごちそーさまでした!」」」」」」
「えっ」