第22章 危険な香りの温泉旅行 六つ子の攻撃
「おま、どこ見てんだよ!!」
「うーわ、ナス子姉やっぱりぼくらの童貞狙ってるのぉ?でも6人全員を相手にするとかさすがにキツくなぁい?ぼく皆と共有するとか嫌なんだけどー、するなら二人でしたいな♪」
「出たよ、自分だけスタイル!俺は別に全員でもいいんだけどぉ?」
今度は調子に乗ったトド松があざと可愛く自分の童貞を捨てよう作戦を披露してきたついでに、おそ松も参加してきて煩い。
「もうやめて、私のライフはゼロよっ、やめたげて━━━━━━!!ああああああ!!!」
「oh!!大丈夫かナス子?!!混乱しているぞっ」
「その通り、私は今混乱している!!!」
「姉さん大丈夫?!もっかい頭突きする?!!」
「十四松・・・ナス子が死ぬからやめとけ」
一松の救いにより頭突きは回避したものの、事態は意味不明の展開である。
とにかく弄り倒してくる松を大人しくさせなければと、ナス子は自分の心を落ち着かせ、胡坐をかき深呼吸をすると、六つ子全員の視線がコチラに注がれている事にナス子は気づく。
「え、何?なんなの急に、別にアンタらの童貞とか興味ないからね?!そんなんマジでどうでもいいし、って何回説明すれば・・・」
「姉さん」
「なに?十四松」
「・・・見えてるよ」
「ん?」
「パンツ」