第18章 私は二度死にかける おそ松 一松
一松の不機嫌な声に、ナス子は飛び起きる。
おそ松と対面したくはないが、この勘違いはここで否定しておかなければ面倒プラス、後で厄介な事になると思ったからだ。
「ち、違う違う、一松!コイツは勝手に言ってるだけで・・・」
「え~?何が違うんだよぉ、俺達ディープキスした仲じゃーん!あ、お前のことじゃないよぉ一松ぅ」
「・・・・・・ディ、ディーーープキスぅぅぅぅぅ━━━━━━?!?!」
驚愕の表情でよろりとバランスを崩して二人を見る。
ナス子は池の鯉にでもなったかのようにパクパクと口を開閉させ、その顔面は青色だ。
そんな二人の様子を、おそ松はニマニマと楽しそうに見ていた。