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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第16章 ヤケクソ療法? カラ松 チョロ松 ※多少シリアスが含まれます



「へえ゛っ?!な、なんで俺?!」

「早く」

 チョロ松が怖い・・・色んな意味で怖い、と、やはり押しに弱いカラ松は一つ下の弟に逆らうことが出来ず、緊張した面持ちでナス子の前に擦り寄る。
 カラ松との距離が近くなり、未だに状況が理解出来ていないナス子も、さすがにぎくりと体を強張らせた。

 そんなナス子の様子にカラ松が気付き、やはり・・・と思ったが斜め後ろからの視線とオーラが怖い。逆らえない。Oh・・・

 せめて、と思い、カラ松は意を決して口を開く。

「い、いいんだな?シスター・・・」

 鬼気迫る様子のカラ松に、ナス子は勿論NOとは言えない。
 うん、と一言返事をし、頷き、ぎゅっと目を閉じる。

 こんな時こそ普段の痛い発言や行動を炸裂させるべきなのだが、このポンコツ頭カラッポカラ松です、な次男は言葉を間違える。

「では、失礼します」

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