第108章 最終回【逆ハー】ネヴァーエンディングストーリー
「結局さ、最後にナス子としたのって誰?」
「え、おそ松兄さんじゃないの?甘えん坊だし独占欲強いし」
「それ言うならここの奴らは僕以外全員そうでしょう、計画性とか皆無だし」
「チョロ松はなんだかんだ言ってその場の勢いじゃ……」
「あ゛ぁ?!なんか言いましたかカラ松君」
「ひぇ」
どんなに真剣な話をしていても腹はへる訳で、コンビニで買ったお菓子とビールを片手に終わらない会議を続行する六つ子。
どうしようもないクryだが、ここも奴らだと思って目を瞑っていただくしかないだろう。
なんせ童貞を卒業していたとしても、根は圧倒的最底辺かつ暗黒大魔界クソ闇地獄カーストな人間達だ。
「このギャグアニメ特融のなんでもあり設定の力を借りて裁いちゃおっか。もしかしたらあの回想の中で答えが見つかるかも知れないし!まずはおそ松兄さんのゲスい願望。そこで被告人松野おそ松!!前にっ」
「え!!俺?」
ポテチとビールを片手にどこ吹く風になりそうなおそ松をトド松が攻撃する。
「被告人松野おそ松は彼女であるナスナス子をほのめかし、あろうべきことかただ生でしたい!!を理由に子供を盾に使った!違いますかっ」
「━━━━━━━━━━はぁ?!」
突如始まる被告人のみ立ち会う訳のわからない裁判。
が、これもまたどこにしまっていたのかわらない法廷セットに画面が代わり、トド松が裁判官になり、裁判長の席には一松が座っている。
「━━━━━━━━━━有罪」
「ちょ、な!?なんでだよ、俺だけじゃなくねぇ!?他の弟達だって同じような事言ってるじゃん、俺だけじゃないからっ、なぁカラ松」
呼ばれたカラ松はどこふく風とその様子を見ていたが、トド松に振り向かれビクリと身体が跳ねる。
「被告人2 松野カラ松!存在が有罪、害でしかない」
「何故!?俺はおそ松みたいなゲスでクズな発言はしていないぞ?ただナス子との間にベイビーが生まれたら可愛いと言っただけで」
「将来の子供への影響を考えて死刑」
「死刑━━━━━━━━━━!!?酷いぞトッティ!!」