第107章 【アンケート感謝:チョロ松ルート】彼と私のXXX
「はぁい、それではここで入れ替わりのもう一人の当人にご登場いただきましょう!ナス子の身体に入ったチョロ松くんでーっす!」
「ねぇ発射ってなんなの?! そこがスッゴく気になるんだけど!?」
なんておそ松に詰め寄っていると、またもやおそ松が登場した穴から、自分……の姿をしたチョロ松が何故か目元でピースをしながらペコちゃんのように舌をぺろりと覗かせながら登場する。
御丁寧にスポットライトに照らされている。
「ヤッホー★私、ナスナス子!ごく普通の社会人<ピーーー>年目!年齢はヒ・ミ・ツ・だぞ★今日も普通の1日が始まる……はずだったのに、目が覚めると恋人と身体が入れ替わっていた!うっそぉ!なにこれぇ〜〜〜!」
「オラァァァァーーーーーーー!!!」
「ドリィームッッッッ!!!」
おかしな悲鳴を上げながら私……の身体に入ったチョロ松が、私が炸裂させたラリアットによって壁まで吹っ飛んでいく。
「ふざけすぎだゴルァ!!なにジャンルのアニメを始めようとしてんだよアァン!?」
「ぐふっ……ふふっ……言っておくけど、この身体に蓄積されたダメージは、ナス子、お前に帰ってくるんだからな……!」
「ハァン?! 知らねーわそんなん! ギャグアニメだから次のシーンになれば怪我とか全部治ってるし!? そういうもんだし!? むしろ死んでも生き返るからね?!」
「おーっとぉ、ここでナス子が吹っ切れていくぅ〜むしろ自分で色々ギリギリの所まで突っ込んでいっちゃったよぉ?」
呑気に第三者を決め込んでいるおそ松に、すっかり血走った目で詰め寄っていくと、何故か真顔になっていつの間にか持っていたマイクを私に向かって差し出してくる。