第107章 【アンケート感謝：チョロ松ルート】彼と私のXXX

「はーいハイは─────────い！！こちらシリアス撲滅管理委員会！！委員長のおそ松でーっす！！」

「ッア─────────────！！bッッッッ……クリしたぁぁぁああ！！！」

　落ち込んでいた気分は何処へやら。
　なんだかテンションだけで気分をどっかに投げ捨てられた気さえする。
　気、だけに。

「って言うかどこから現れた？！ちょっ、床穴開いてんだけどー？！」

「おいおいナス子〜、ギャグアニメのキャラに対して何処から出てきたとかそういうツッコミは野暮ってもんだよぉ？答えられるわけないでしょお？むしろ答えちゃ駄目でしょー」

「ギャグアニメのキャラクターって自分で言っちゃったよ！いいのそれ？！」

「それも今更じゃない？てか何回か言ってるし」

　涙はスッカリ引っ込み、むしろ引っ込んだどころか私が今いる世界はほんの1分前までいた世界線と同じ場所なのだろうか？！
いやこういうこと言っちゃうのもどうかと思うんだけどね？！

「つまんない話は置いといてさぁ、ナス子〜、なぁんかチョロ松と身体が入れ替わっちゃったんだって？いやぁ、THE★ギャグアニメって感じだよなぁ、よくあるやつよくあるやつ〜」

「よくあるの？！身体が人の入れ替わっちゃうってよくあることなんだ！？」

「も、しょっ………っちゅうだよ？　そっこらかしこで入れ替わっちゃってるよ？日常茶飯事でしょ」

「日常茶飯事？！　そこまで？！」

　知らなかった。
　メチャクチャ深刻な事態だと思っていたのに、人と人の中身が入れ替わるっていうのは日常茶飯事的に起こることなんだ！

　たとえ相手がおそ松だとしても、ここまでアッケラカンと言い切られてしまうと納得せざるを得ない気がしてきてしまった。
　しょせん、私もこのギャグアニメの世界に登場するキャラクターということか……

「なぁんだそっかぁー！日常茶飯事的にそこらかしこで起きてるのかぁ！メチャクチャ深刻に心配しちゃったよもう〜」

「バッカだなぁナス子〜、っていうか、あんなシリアスな空気耐えられないからね？ずっとあんな展開されてたら松野家発射しちゃうよ？」

「発射ってなに！？」