第107章 【アンケート感謝:チョロ松ルート】彼と私のXXX
結局、生理現象に抗える動物などいないのだ。
無情にも、チョロ松は私の身体で容赦なく用を足しに行ってしまった。
わかってる、わかってるよ……ずっと我慢することなんて出来っこないなんてことは……でも、それでも……
「気持ちは追いついていかなぁぁぁぁぁぁい!!」
「だからお互い様なんだからって言ってるだろ!?」
「くぅ〜〜〜〜〜……いい! もうっ、この話やめよう!そして水分はお互い極力飲まないようにしよう!そうしよう!」
「え?なに?」
ふと見るといつの間にやらチョロ松は冷蔵庫から勝手にお茶を出して美味しそうにゴクゴクと飲んでいる。
「自由かーーーーーーー!!」
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結局その日1日ずっと元に戻る方法やらなんやらを話したり実行したりの繰り返しだったのだが、神様は残酷だ。
何をしても、どうしても、元に戻れなかった。
「ねぇ……まさか、一生このままなんて事はないよね?」
「いやぁ……さすがにそれはないんじゃない……ていうか、そんな恐ろしい事考えたくもないんだけど」
もう、疲れ切ってしまったし、どうしたらいいのかまったく見当もつかない。
本当に、どうしたらいいんだろう。
急に不安になってしまって、一度不安になるとそれはどんどん加速して抑えが利かなくなってしまう。
あと、なんかわからないけど人って不安になるとイライラしやすい気がする。
今の私がまさにそうだ。
「っ……大体さ、どうしてこんなことになっちゃったの!? チョロ松がなんかしたんじゃないの!?」
「はぁ?! そんなわけないだろ?! 僕のせいだって言いたいのかよ!?」
一度堰を切ると、もうそれを止める術がない。