第105章 【微エロ】【逆ハールート】なんでもない日常
朝、昼とハードスケジュールをこなしやっとこさ夕方に自分だけの時間を設ける事の出来たナス子は居間でDVDを観ている。
最近ではあのオタク一色のナス子が友人に勧めらて韓流ドラマなんかも観るようになった。
ちなみに洋画だって観るし、邦画だって観る、ドラマも。
面白ければなんでも手を出す雑食は変わらない。
それに韓流が追加されただけの事。
比率的に考えれば勿論アニメ系が多いには多い。
「トド松そこの煎餅とってー」
「はいよー」
「……ねぇ、凄いよね韓流って。水に落ちると過去に行けるんだよ」
「あとあれでしょ? 過去になんらかのトラウマがあって記憶喪失だったりとか親族がドラマの中盤~後半あたりに必ず事故に合うとかさ」
「うんうん、韓流あるあるだよねぇ」
「でもなんでだろう、展開が想像つくのに何でか観ちゃうこの感じ」
「わかる~。あと悪役はとことん思考がすんごい自分本位だったりするんだけど可哀想な過去があったりするのよねぇ」
「あはは、それそれ~。ズズー……で、あと何話くらいあるのこれ?」
「あと、20話くらい?」
会話の通り、韓流あるあるを楽しみながらもトド松と二人でまったりとTVを見ている。
いつもいつでもエロ思考な松達だが、このようにまったり過ごす時もある事を言っておこう。
ちなみにそんな韓流に興味がない癖に同じ部屋に座っているのはチョロ松。
カラ松である。
この二人は常に自分のしたい事が邪魔されなければそれでいい。
チョロ松はいつも通り資格の取り方などの参考書に目を通し、カラ松は安定のミラーの俺ェに夢中。