第105章 【微エロ】【逆ハールート】なんでもない日常
「…………………し、知らん」
「はぁ?! 嘘だろ? だっていつもより声デカかったし濡れ具合だって凄かったじゃん」
「~~~~~~し、知らんって言ったら知らんもん! わ、私着替え終わったし先にあっちの部屋戻るからっ」
チョロ松が言いたい事はわかったが、どこがどうであれがこれで、など言える訳もなく。
だからと言っても、いつもとどっちがいいとかもしも言われてもどちらも相手はチョロ松な訳でどっちも気持ちのいい事には変わらない。
━━━━━━━━━━ガチャ
「「「「「あっ」」」」」
「うぉっ、びっっっっくりした!! な、なんでここにいるの?!」
向こうの部屋に戻ろうと部屋の扉を開けると目の前にはさも聞き耳を立ててましたと言うような五人の姿。
しかも下半身が明らかに元気だ。
「ね、姉さん……こ、これは! その……っ」
「お、俺達はそろそろ終わった頃かなぁとか思って呼びに来ただけであって~」
「決して覗きや盗み聞きをしに来た訳ではない、んだ……」
「………み、みみミケ子がこっちの部屋に入りたがってたから俺はそれを止めてただけだし」
「ぼくはそんな兄さん達を止めにきただけから!!」
弁解を述べる五人に恥ずかしさとどうしていいのかわからない感情が沸々と沸いてきてしまう。
しかし、やはりこの場ではお約束だろう。
弁解虚しく空気を読まない男の再臨で折角の言い訳も無駄になる。
「━━━━━━━━━━で、次は誰とする? 俺? 俺だよなぁ?」
「何を言っているおそ松、干からびた俺の身体に一滴の希望の蜜を与えてくれるのはナス子……お前だけだぜぇ。俺にしておけ、フッ」
「……特に誰でもいいなら俺なんてどうですかねつぶつぶ使ってみたいし」
「それを言うなら温感のやつでしょー! ナス子姉、ぼくとシよ? ね? チョロ松兄さんばっかりズルイよ、差別はんたーーーーい!!」
「「「「「はんたーーーーーーーいっ」」」」」
「タッティー!!」
「なんか十四松だけ違う事言ってるーっ」
仕事に行っている日よりも、休日の方が元気と体力を吸われているのではないだろうかと昨日のチョロ松との会話を思い出し、ナス子は溜息をつくのだった。
・
・
・