第105章 【微エロ】【逆ハールート】なんでもない日常
干からびたカラ松を回収し、部屋に皆で戻る。
頭にはナス子も含めてデカいたんこぶが出来ていた。
「カラ松、ほらスポーツドリンク。こっちが張り付けみたいにしてたけど何も飲まないのも辛いと思うし飲みなー」
「あぁ、ありがとう。正にこれが飴と鞭と言うヤツだな……フッ」
「これに懲りて今後一切私の化粧品を使って変な事はしないように!!」
「わ……わかった」
シュンとしたカラ松がドリンクを受け取り喉を潤す。
よほど喉が乾いていたのだろう、すぐにボトルの中身もなくなってしまう。
「それよりも、お前たちまたチョロ松を怒らせたのか? ナス子も含め全員にコブが出来てるじゃないか」
目ざといカラ松が他の兄弟やナス子をみて心配そうに口を開く。
なんとも辛い罰を受けたと言うのに、他の人を優先的に心配してしまうのはカラ松の長所だろう。
「いくら幼馴染だと言っても恋人にまで手を上げる必要ないんじゃないかチョロ松」
正に兄の威厳ともとれる発言に、チョロ松が機嫌悪そうにカラ松を睨む。
「何言ってんだよカラ松! お前はあの場にいなかったからいいよ? もしあの場にいたらお前も同じこと思って……いや、思わないか。お前馬鹿だし」
「え」