第105章 【微エロ】【逆ハールート】なんでもない日常
最悪な事に幸せ休日の間に買い出しに出なくてはならなくなったナス子。
薬局に化粧品を新たに買いに来ているが、その後ろには暇をしていた五人がついてきている。
「またそんな格好してさー、恥ずかしくないのナス子姉。いつももっと着飾ってって言ってるのにてきっとーな服で化粧もしないとかさぁ……て言うか、化粧品買うっていうからてっきり赤塚デパートとか行くと思ったのに、薬局って……」
「うるっさいなぁ、だからトド松はついてくるなって言ったのに! 最近のプチプラコスメを舐めるなよ! プチプラっていっても結構するんだからね!」
「そんな事言ってさ、ぼくがいた方が情報も豊富だし選ぶ時楽でしょ?」
「え? 同じの買おうと思ってたんだけど」
「それはやめた方がいいんじゃない?」
「なんで一松?」
「だって同じの買ったらさ、クソ松が間違えてまた使うかもよ……」
「あぁ、それは確かにあり得るね。アイツ馬鹿だから!なっはっはっは」
言われて納得がいく。
いくら名前を書いていたとしてもカラ松の場合読まずに使う事もありそうだ。
「それは……あるかも。じゃあ違うやつ買おうかなぁ」
「ナス子、このSALEしてるやつとかどう? 本来よりも500円安いみたいだし」
「お、さすがチョロ松。いいもの見つけてくるね!」
チョロ松が先に商品を見に行ったようで、適当に持ってきてくれたものを受け取る。
正直な話、今まで安くて楽なやつを選んでいたナス子だったが、最近は仮にもいい年齢をした女なのだからちゃんとしたものを使いなさいと職場の先輩から助言をいただいた為、スキンケアは多少高いものを使うように変えた。
そのお陰でトド松に使われる事も増えたのだが何度注意しても回数は減る事はなく文句は言いつつも多少諦めが出てきている。