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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第105章 【微エロ】【逆ハールート】なんでもない日常



 深夜、仕事が終わり車で帰宅する。
 玄関の明かり以外は消えていて、鍵も締まっている為ここの家に入ってから新たに作られた鍵で玄関を開けると肩を落とし疲れでぐったりしたまま正面から居間に入って行く。

━━━━━━━━━━カチッ

「ただいまー。は~、つっかれたぁ~……」

 金魚の飾りのつく紐を引いて部屋の明かりをつけると、荷物を置きまずはその場に仰向けに一息つこうと横になり、このような言葉を吐くのが日課になりつつあるナス子。

「やっと明日から二連休だー……頑張ったぁ、私頑張り抜いたぁ」

 早々に家にある風呂でシャワーだけ済ませ、松代が残してくれてある自分用のご飯を食べようと台所に向かうと、お皿の上の違和感にピクリと眉が動いた。

「…………とんかつの数が明らかに少ない。1切れって、これ絶対誰かつまみ食いしてるだろ。またかアイツら」

 仕事帰りの晩御飯はいつも同じ場所にあり、松代の有難いメモと共においてあるのだが、豪華なメニューな時はこうしてあからさまにおかずが減っている時がある。
 酷い時はメモだけで、空の皿のみが残されていることも。

「とんかつはダメだろう、とんかつは。だってとんかつだよ? とんかつって言ったらもう豪勢じゃん~。まるっと食べたいでしょー、ガツっと仕事上がりに食べたいでしょぉ、とんかつはダメだよとんかつは~……よし、犯人コロース」

 怒りはありつつも残った食事を済ませ寝る準備を終えると二階へと上がって行く。
 仕事帰りの日課の一つは六つ子の部屋を覗く事だった。

 大方熟睡している事が多いがやはり疲れて帰ると恋人達の顔を見るのは癒されるのだ。
 今日は違う理由もあるのだが……。

 それに加えて、最近仕事の日は自分の部屋で眠る事が多い。
 しかし一緒に寝ない事で文句を言われるのも毎度の事。

 次の日が休みの日は決まって寝床に侵入するが、彼らは毎日一緒に寝たいと文句を言う。
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