第105章 【微エロ】【逆ハールート】なんでもない日常
「ちょ、ちょっとだけゲームしちゃったと言うか……たはは、顔洗って歯ぁ磨いてくるー!」
ズダダダダと言う大きな振動音に今日もギリギリに起きたんだろうとすぐに理解が出来た一松は止める事はなくやれやれと首を振って一階におりて行くのだった。
━━━━━━━━━━シャカシャカシャカ……
他の六つ子と同じように、置いてある自分の歯磨きを使い、鏡を見ながら丁寧に磨く。
正直あまり歯磨きが上手くないのかもしれない、何故歯を磨いていると口端から液が漏れてくるのだろうか。
そんな事を思いながらまだ眠いと目を瞑って腕だけ動かしていると、突如後ろから抱き着かれ、胸を鷲掴みされた。
「?!」
「や~っと起きたか寝坊助ぇ。なんで今日は俺らの部屋で寝なかったんだよ~。お兄ちゃん寂しいよぉ? おっぱいも寂しがってただろ~ヨシヨシ、俺の可愛いおっぱい」
「ひょっ、ひょっほ!! ほんなほほろえ変なここひないへよ馬鹿おそまふっ」
飛びのこうとしてももう遅い。
丁度トイレから出てきた所だろうか、たまたま発見した彼女に飛びつきセクハラを繰り広げる。
だがナス子にはそんな長男に構っている暇はないのだと、背後のおそ松を後ろ手に引っぺがそうとしている。
「あ? 何言ってんの?」
「だーはーら……っん!! 馬鹿!!」
ナス子は引き剥がそうと、おそ松はセクハラをしようと。
お互い譲る事はなく攻防戦をしながらナス子は歯を磨く。
突然に胸の先端の突起を摘ままれたものだからビクリと身体が反応してしまったが、これではおそ松の思惑通りになってしまう。
「んーーーーーっ! ………ガラガラガラガラ……ペッ」
口の中のモノを床にぶちまける訳にはいかず、急いでうがいを済ませ、まだ胸に執着して揉んでいるおそ松に蹴りを入れる。
「っでーー!!」
「寝起きからセクハラすんなおそ松! これから仕事なんだから今仕度で忙しいのっ。邪魔しないでよね」