第104章 【逆ハー:卒業ルート】王道パターン、発動パートⅡ
「やっぱりほら!! 俺の言った事も強ち間違ってなかったんじゃね?! もうヤっちゃおうぜっ」
諦めないおそ松が勢いをつけて瞳を爛々と輝かせるのが視界の隅っこにうつる。
そこは見ないフリでとにかく叫ぶナス子。
「あったま痛くて……何も出来ないぞぉ! 痛いなぁ、凄く痛いなぁ、もう布団で休むしかないなぁ、困ったなぁああああ」
「だ、大丈夫かナス子!! こういう時はどうすればいいんだちょろまぁつ、俺達は一緒にいるべきなのか、それとも隔離するべきなのか!!」
「え? 僕にそれ聞くの?! んー……頭痛いって言ってるし騒いじゃ可哀想だからナス子の部屋に隔離してあげた方がいいかもね」
その言葉が聞こえてホッとバレずに一息吐くナス子は、チョロ松に案内され、カラ松に身体を支えられながら自分の部屋へと入って行った。
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