第104章 【逆ハー:卒業ルート】王道パターン、発動パートⅡ
「あのぅ? すみません、お気を悪くさせちゃいましたよね。本当にすみませんっっ」
「え?! あ、いや……っ、それはそのぉ……っ」
黙って会話を繰り広げている六人の中、ナス子が心底申し訳なさそうに言った。
(えぇい!! もう拉致が飽かねぇっ、説明は後だっ、連れて帰るぞ!)
なんだかんだ六人テレパシーで会話した後、行動までもテレパシーで伝わっているのか物凄い連携技で最初にナス子をす巻きにした布団を取り出し彼女を有無を言わさずグルグルに巻きにする。
「な、何をしてるダスか?!」
「デカパン、あんがと! とりあえず時間ないから連れて帰る事にするわっ」
おそ松が代表でデカパンに告げると、ナス子を担いだ皆は入り口へと走って行く。
「ちょ、ちょっとぉ?! そんなに怒ってらっしゃる?! ━━━━━━━━━━お願いだから殺さないでええええええぇ」
・・・
すたこらさっさと小さくなっていく七人と、ナス子の叫び声を聞きながら立ち尽くすデカパンが最後に一言。
「不憫ダス」
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