第104章 【逆ハー:卒業ルート】王道パターン、発動パートⅡ
━━━━━━━━━━その予感は見事に的中し。
急に中から更に大きな怒声とバタバタと言う争い始めた音が聞こえて、喧嘩の原因であるナス子も放っておく事は出来ずに慌てて扉を開ける。
「ナス子は、俺のモンだあああああぁっ」
「違う!! ナス子は………俺の女だっ」
「クソな事言ってんじゃねぇよ!!! そもそも一番頼られてんのは僕なんだよっ」
やはり、昭和さながら埃がモワモワとたって、六人がもみくちゃになりながら大乱闘を始めていた。
「ちょ、ちょっとアンタ達こんな遅い時間にやめなさ━━━━━」
━━━━━━━━━ゴォォォォォォォン!!!!!!!!!
「「「「「「 …………………は? 」」」」」」
喧嘩を止めに入る為、襖を勢いよく開けたナス子に兄弟達が投げ合っていた全てのモノが不運にも的中し顔面から受け止めてしまった。
「………む、無念……」
「だから何で武士?」
・
・
・