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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第103章 【リク作品】【逆ハ卒業ルート】六つ子と私:(過去編)あの頃 



「でも、昔っから背の順では前の方だったでしょ?」

 十四松っ、私の心を読むなああああああぁ。

「元から小さくてすみませんねぇ、うぅ……贅沢は言わないからあと20㎝身長が欲しい」

「それ贅沢だよ、どう聞いても」

「……チョロ松に突っ込まれたあああぁ」

 私の成長期はまだ遅いらしい。終わったとは言わせない。
 絶対に身長伸ばしてやる。
 そんでもってもう一回コイツらを見下ろしてやりたい。

「おっぱいも小さいよね、残念残念」
 
 小さい小さい言ってくる松達に囲まれてムスっとしている私に、身長の事よりもムカつく発言をしてくるおそ松。
 これ、昔も誰か言ってたけど、お前が言ってたのか、殺す。

「って事は、態度だけはデカいって事かぁ!」

 くっそトド松、余計な一言をつけてくるのは大体コイツ。

「胸なんてこれから大きくなるからいいのっ、ていうかさぁ……これ、何? ご丁寧に本棚の下の方に隠されてたけど」

 私が一冊の袋閉じがついた雑誌を奥の方から取り出して皆に見せると全員がギョっと言う顔をする。
 男の子の部屋って感じだなぁ……。

「おま!! 折角隠したんだから出してくるなよ! 普通女が手に取るか?!」

「だ、だって本棚漁ってたら見つけちゃって……どう見ても表紙からしてエッチな本だよね? 未成年が買うものじゃないでしょ」

 私が六つ子の部屋で見つけてしまったのはエロ本。
 こういうのはよくあるよね、男の子の家には必需品とでも言うのかな。

 私のおっぱいはこの表紙の子と比べられたのだろうか。
 グラビアの人と比べられるとか心外である。
 もうボインボインのパインパインだ。

「はぁ、背も伸びて声も低くなったと思ったらエロ思考まで成長したか」

 でも、でもですね。
 仮にも私も高校生であって、好奇心と言う物があるのですよ。

「おい、返せってナス子!」

「やーだね! もう見つけちゃったんだからちょっとだけ見せてよ」

「はぁ?! 普通こういうのは女子が見るもんじゃないだろっ」

「だって気になるには気になるんだもん! あんまり煩いとトト子にバラすからね!」

「それだけは勘弁して?!」

 おそ松が私からエロ本を奪い返そうとして手を伸ばしてくるけど、私はチョロチョロと逃げて、カラ松とトド松の間に入りバリゲードを作る。
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