第102章 【リク作品】【R18】【逆ハー卒業ルート】エロ松会議
「へぇー、ふーん。すごーい」
「爆発したわぁ、参った参ったぁ」
「想像出来なかったよねぇ、カラ松がそんな事考えてるなんてさ」
「………………まぁ、良かったんじゃない」
まだ一言も説明してないのに、おそ松、チョロ松、トド松、一松から賞賛の声があがる。
「え? いや、俺まだ何も……」
「カラ松兄さんスッゲェね! まだ話してもないのにボクタッティーーーーーー!!!」
「ん~~~? じゅうしまぁつ、お前は最初からタッティしてただろぉ? ん~?」
「あ! そうだったぁ、あはははは」
まさに有無を言わさずカラ松の妄想劇に幕を閉じられようとしている。
しかしここで諦めたら試合終了。
自分だってこの試合(会議)に参加したい!!
そして優勝してあわよくば自分の妄想がいつか現実になってほしい!!
言霊って言葉があるじゃないか、寧ろ俺の話を誰か聞いてくれ!!
そんな思考で一瞬でもへこたれそうになった自分の身体をふるい立たせるカラ松。
「いいか! もう、ホンっト、もんっの凄いんだから!! 俺の妄想もんっの凄いんだからあぁああぁぁ」
半ばヤケクソ気味にも、身を振り回し兄弟達にやれば出来る子アピールだ。
「ま、いいんじゃない? 聞いてやっても」
「そぉ? まぁ……六人全員だからこその六つ子会議だしなぁ。うっし、んじゃ次はカラ松なぁ。お前ら、耳栓と包帯、薬の準備しておいてー」
言うが早いか既に皆はポケットに入っていた耳栓を取り出し、チョロ松は棚から包帯や薬箱を床に設置する。
この光景に誰も突っ込まないのかとトッティが立ち上がり周りを見渡した。
「怪我を覚悟に聞くんだ?! エロい事が聞きたいだけなのにイタイ事とか聞きたくないんだけどぉ?!」
「チョロ松が甘やかすから……あーあ、仕方ない……しかと聞かせてもらおうじゃねぇかゴルァ!!」
「何? なんのスイッチなのそれっ、怖ーっ! 何でいきなりスイッチ入ってんの一松兄さんっ」
それでも多少は聞いてやろうと、周りはまだ耳栓をつけていない。
期待の目は一人だけで、あとは殺意の目と呆れの目、混乱した目がカラ松を見ている。