第102章 【リク作品】【R18】【逆ハー卒業ルート】エロ松会議
勿論、今と違うこの場所で自分に痴漢をする役をこなそうとしているチョロ松などわかる訳もない。
「へぇ、アイツそんな事言ってたのかぁ。ふーん、殺すか」
「落ち着けお前。愚痴って言っても悪口とかじゃないし、しょうもない幼馴染って感じで自分がついててやらないと~みたいな雰囲気で言ってたよ」
「ぅ……」
ここで急に惚れた弱みが邪魔をして心臓が締め付けられてしまう。
だが、だが!!
悟られる訳にはいかないのだ、しかも心は鈍いのでナス子の動作一つ一つには気づかない。
「んでも、違いそうだな。親友から恋愛関係ってなりやすいとは言うけど逆に男女としての意識が全くないからこそ親友でいられるってのもあるもんね」
「っだねぇ、うんうんうんうん。男女の友情は大事だよね!!」
嘘は言ってない、嘘は。
婚約者(仮)ではあるが、今でも親友と言うカテゴリーだって健在なのだから!
「となると残りは、一松くん、十四松くん、トッティか」
「トッティ? あれ? 心ってトド松の事トッティって呼んでたっけ?」
他の候補を出されて、ついその言葉に首を傾げてしまう。
「あぁ、ナス子がマンションを出た後の話なんだけどさ。何故かわからないんだけど私の家に挨拶に来たんだよね。その時にこれからはトッティって呼んでって言われてさ。ナス子姉さんがお世話になりましたぁ。って具合に、そんで……もしナス子が何か困ってたり辛そうな時があったら、ぼくも精一杯頑張るけど、きっと心ちゃんには適わないからその時はナス子の味方をしてあげてねーって」