第102章 【リク作品】【R18】【逆ハー卒業ルート】エロ松会議
「━━━━━━━━━━は、ないかぁ。いつも喧嘩ばっかりしてるもんね」
「あ……あははは。確かにねぇ、あの家に住んでからも毎日のように口喧嘩は絶えないよ~その所為で私の神経はすり減り、気づけば体重も太る前の体重に戻っちゃったぁ」
違う、と否定するのも何か違う気がして笑ってごまかす。
嘘を言うのも嫌だし、ここは流れに任せる事にした。
そんな時、違う場所でおそ松が自分の物真似をしているという事などナス子は一切気づきはしない、勿論だが。
「じゃあカラ松くん? よくナス子の部屋を掃除しに来てくれてたよね? まるで家政婦みたいになってたし。ちょいちょいマンションの外で出くわしてたんだよね。その時は困ったシスターだぜぇとかよく言ってたけど」
「う、うーん。カラ松は優しいからねぇ、私が家事全般出来ないのも知ってたから一時みっちり扱かれた時もあったなぁ……あれは地獄だった……あいつ、ああ見えて鬼スパルタな所もあるし」
眉を顰め、目の前に置かれたチョコを口に放り込む。
実際付き合う前もスパルタコーチが炸裂し扱かれた事がある為か思い出すと辛かったなぁとギリリと歯を食いしばってしまう。
「その顔を見るとナルシスト次男も可能性は低そうだね、優しいし褒めるのも上手だしワンチャンあるかなって思ったけどなぁ」
「優しいには優しいよ? すっごく、頼りにもなるしただウザイ時の方が多いだけで」
「となると有力候補は唯一ナス子と趣味を堪能出来るチョロ松くんとか? 三人でイベント出かけた時もあったけど喧嘩しながらもナス子の事怒りながら心配したりなんだかんだお世話してるもんね。たまに私と外で会った時はよくナス子の事をしょうもないヤツだーって愚痴ってたけど」
なるほど、外ではそんな事を言っていたのかとチョロ松に今すぐ呪いのオーラを送りつけたくなる。
言われてる事は真実なので仕方ないが、自分のいない所で自分の親友がもう一人の親友にマトモぶって愚痴るとかあのライジング野郎と心の中で悪態をついた。