第100章 【リク作品】【R18】触らぬ神に……(2.3男)
「これって温泉かな? なんかちょっとトロっとしてない?」
「温泉って書いてあったよ。名前は忘れちゃったけど、美肌の湯とかって書いてあったような」
「ほほぅ! いい事聞いたっ、肌触りがいいっていうか、お湯がまろやかっていうか、やっぱ温泉っていいなぁ~自宅にひきたーい」
お前は女優かタレントか?!かのように腕や首にパシャリとお湯をかけ、それを肌に馴染ませる。
お湯は少し熱いと感じたが、露出している部分が夜の空気にさらされて気持ちがいい。
ふと、チョロ松とカラ松が近寄ってきて、肩がくっつきあう距離で三人でひしめき合う。
「……ちょっと……こんなに広いんだからわざわざ団子三兄弟みたいにくっつく必要ってある?」
「冷たいことを言うんじゃないナス子……知ってるぜぇ? 本当は嬉しいってことは、な……」
「ぅぐっっふっ! 溜めて んな……っ て言うのヤメてイタイ」
だが内心カラ松がカラ松で安心してしまったのも事実。
この流れはヤバイ、気がする。
いや、嫌な予感はもうここに連れて来られた時からヒシヒシとしているのだが。