第99章 【リクエスト作品】【R18】【カラ松ルート】イタくも愛しい
「な……っ」
「フフーン……この俺を前に、恐怖で声も出ないか」
「━━━━━なんて格好してやがるんだ!! やべぇ、こいつ……普通じゃねぇ!! スパンコールのパンツとか、正気の沙汰じゃねぇ!!! マジのやべぇヤツじゃねぇかっ……ヒッ、ヒイぃぃぃぃ!!」
それだけ叫び、なんだかんだ文句を言っていた男性はあっさりとその場を逃げ出してしまった。
去っていく相手を見ながら、カラ松が不思議そうに首を傾げていたがすぐに彼女に声をかける。
「フッ、他愛のない……俺の魅力にああも簡単にノックアウトするとは……な……。ナス子、もう怯える事はないぞぉ。全く困ったものだ、俺は俺が思うより己がヤバイらしい……まったく参ったぜぇ、俺と言う存在は本当に罪深いギルトガイ……ヤバイギルトガイ……」
「うん……ホントにね」
カクシテ、何の乱闘も起きず格好良く彼女を助けると言うフラグすらも折ったカラ松。
だがそこがまたカラ松らしいとも思うし、逆に安心してしまったナス子は、もう立派なカラ松ガールだ。
認めたくは断じてないだろうが。
そして今日、初めてスパンコールのクソ衣装に感謝した。
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