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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第99章 【リクエスト作品】【R18】【カラ松ルート】イタくも愛しい



「そんなものよりも、もっと可愛い子鴨ちゃんがここにいるだろう? ん〜?」

「子鴨ちゃんてなんだよ?! ちょっと、注目されてるからやめてー!いっ、いたたたた肋ミシッて言った! ミシって言った!!」

「な、何故だ……また今日も俺は人を傷つけてしまったのか! しかも相手は俺の世界一、いや、宇宙一大事なたった一人のマイリトルラヴァー!! ああ、なんという事だ、俺は俺の存在が妬ましい……溢れ出る魅力を彼女の前でも隠しきれないなんて、俺と言う男は本当に罪深きオンリーロンリネスボ」

「もうやめてええええぇぇぇっ」







「やばい、今日こそは本当に殺されるかと思った」

「す、すまなかった……もう大丈夫か?」

 あの場で注目まで浴びて、自身は肋と言う肋がミシミシ言うし身体中が痛くなって床に蹲ってしまったナス子は、目撃者達に救急車や警察に連絡される寸前だった。

「はぁ、甘いモノ食べたら落ち着いてきた。良かったねカラ松、私にまだ息があって。あのまま気絶して何も喋れなくなってたら今頃カラ松は警察、私は病院だったよ」

「ん? んー? どういう事だ?」

 なんとか立ち上がって平静を装うのも大変な状況だったナス子だが、痛みを我慢し切り抜けた。

 早く違う場所に行きたいと言うと、カラ松は何かの紙をポケットから取り出し、ナス子の手を引き小さなカフェに向かい、今はそのカフェの中にいる。

 少々こじんまりしたカフェだが、雰囲気もよく男性一人では入らないような、カップルだったり女性客の多いお店だ。

「このパンケーキ、ふわふわしてて美味しい〜。表面サクっとしてるんだけど食べると中がふわっと口の中でトロけるみたいな……このシロップもお店で作ってるって言ってたねぇ。酸味と甘みがあって絶妙に美味いっ。幸せ〜」

「そうか、ナス子が喜んでくれたのならよかった。俺のザッハトルテも食べるか?」
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