第95章 【R18】【おそ松ルート】こんな日でも
「ナス子、もっかい!!」
「はい?! 今出したばっかりじゃん、ほら、おそ松くんのおそ松くんだってまだ萎れてるし」
見ればまだ出したばかりのおそまつくんは垂れさがったまま下を向いている。
その様子にナス子が指摘し指を差すのだが、それでもおそ松は食い下がらない。
「おそまつくんのおそまつくんはお前が元気にさせんのっ」
「え~」
「…………あからさまに面倒臭いみたいな顔すんなってぇ、ナス子って本当に俺の事好きなんだよな? 好きって言ってたよなぁ? なら彼氏のお願いもっと聞いてくれてもよくな~い?!」
「それを盾に出されると否定出来ないの知ってる癖に……お調子者ぉ」
「知ってるから言ってる!」
まさにキリっとした顔と声色で堂々と言われ、逆にその開き直りの良さが年下だなぁ感じてしまい、言われたナス子も優しく微笑してしまう。
「わかった、わかったよ。我慢出来ない弟くんですねぇ」
「なんだよ急に? そういうプレイでもすんの?」
「ノット!! 言っただけだから、近親相姦プレイは好きじゃないんで」
「そこだけ真顔?!」
前にこの六つ子をネタに漫画を描いた事があったが、そこは二次元に変換出来たから、そして知り合いをある意味逆擬人化したから出来たものだと思いながら、その時の自分を思い出しおそ松を顔を見て少しだけ罪悪感が芽生えてしまう。
「なに見つめてんの、エッチィ~! って今からまたエッチな事すんのかっ、なはははは」
「色々スマン」
「へ? 何が? あ! 生理って事ぉ? それは来ちゃったんだから仕方ないつってただろぉ」
いや、違う。
だが、おそ松は勘違いしてくれたのでこれはこれでいいかとナス子はホっと胸を撫でおろした。