第94章 【十四松ルート】十四松と講座
「ねぇねぇ、姉さんもう元気? 元気になった?!」
「え、ああ。十四松が待っマッサージしてくれたお陰で元気になった……わっと」
まだ全部言いのけていないのに視界が上を向く、視界にはもうお日さまのように笑う彼と、天井が視界の端から見えるのみだ。
「姉さんガチガチの身体が好きなんだよね?! ボク、タッティだからガチガチだよ!!」
「そういう意味じゃなくって、ととと、待っ……んっ」
突如覗き込まれた顔が近づき唇が重なる。
喋りたくても喋れない状況ではあったが、今日の事を考えると嬉しい気持ちの方が大きくて、身体は心配だがやはり甘やかしてしまうなぁとキスをして顔を放した後、またニパリと笑う十四松にヘラリと笑ってしまった。
「こっちも解してくれるよね! ボクも姉さんのこっち、まだ解してないから」
「うひゃっ、耳元で話しかけないで……っていつも言ってるでしょ」
今度は耳にキスされて囁かれてしまい、身体が総毛立つのがわかる。
「………解すって、その」
「おっぱーい!! あ、こっちでもいいよぉ」
「待て待て待て、いきなり下を脱がすなああああぁ」
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