第94章 【十四松ルート】十四松と講座
断ったハズの色事、結局の所十四松の優しさや笑顔、無自覚な甘え上手さに絆されてしまい、事に至った訳だが……
ご想像通り━━━━━━━━━━ヤればこうなる。
「腰痛…………った!! せっかく解してもらったのに! 何回すんの……もう今日は終わりっっ」
「えー!! あと一回、一回だけぇ。 ダイジョウブだよ、ナス子姉さん、さっきマッサージの仕方教えてもらったし、またボクがいつでも柔らかくしてあげるから、ね」
「お、お前まさかそれを計算して……」
「えー何かなぁ、ボクわかんないっ。 あははははぁ」
なんだか企み顔でダボダボパーカーの袖を口に当てて、目を細めて笑う十四松に、もしかしてこれが目的でアレがああなってこうなったのか……などと考えてしまう。
優しくて可愛い彼女想いの彼氏だが、自分の欲にはとても忠実な男だとナス子は諦めてもう一回のお願いに応えるのだった。