第94章 【十四松ルート】十四松と講座
「わはは、感謝するがよいぞ十四松~」
「うんっ、ありがとうございマッスルー!!姉さん他には、他にはなんか面白い事知ってるの? 教えて」
「面白い事?」
「そう! どこを解したら柔らかくなるかもっと知りたいなぁ、そしたらボクも姉さんにいっぱいしてあげられるでしょぉ」
「な、なな、他の六つ子とはやっぱり比べ物にならないくらいいい子だよアンタって子はああああぁ、もう大好きっ! アイラブユーだっ」
「あはははは、どういたしましてっ。それで、それでぇ?」
なんという事だ、十四松の優しさは昔から理解をしていたナス子も、付き合い出してからはそれがもっとわかりやすく理解出来るようになった。
ここまで優しい彼氏いるなんて、自分はなんと幸せ者だろうと堪らず足をバタつかせてしまう。
「んっふふふふふ~」
「? どうしたの姉さん」
「え、いや~。私も十四松以上に幸せモンだなと思ってさ、私達リア充!」
「リア獣モンスター!!」
なんとない会話をしながら二人で笑い、講座を続行する。
と言っても、言葉では説明しづらく、ある程度十四松に身体を解してもらうと逆にうつ伏せになってもらい、今度は自分とばかりにはりきって彼の足先から頭のてっぺんまで解しにかかる。
「じゃー、まずは足からね!」
「あはぁ、お願いしまっすっ」
「足の裏はね、こうやってグーを作って土踏まずの所を解すとお腹があたかくなるんだよ」
「すかー……」
「マジか、寝ちゃったよ! 早っ」
とは言っても、先程褒められた事でテンションが上がっているナス子。
もう講座はいいかと思っても、彼の身体を解してやりたくなり一時間程の時間をかけて施術を楽しんだ。
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