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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第14章 六つ子が気持ちよくなる薬を私が飲まされました 六つ子と私



 時間は遡り、松野家居間である。

 おそ松は先日のナス子とのやり取りを思い出し憤慨していた。

<おそ松side>

 あー、もうふっっざけんなよナス子!
 マジムカつく、なんなのアレおかしいよね?おかしくね?
 
 この前どうしてもって言うから一日彼氏役やって、優しさで運転までしてやったっつーのにさぁ・・・
 
 ・・・・・・・泊めてくれたっていいじゃん!

 別に俺はあんな圧倒的最底辺かつ暗黒大魔界クソ闇地獄カースト位置にいる残念女なんか好きじゃないけどねっ。
 
 けどあの日のアイツはまぁ、普段より見れる顔してたし?
 
 俺もちょこーーーーーっとだけどチンパンジーを人間として見てた所もあるしぃ?
 それにまだあの日、日付越えてなかったじゃん!
 
 彼氏彼女ごっこっつー事でちょっと俺の性的な部分満たしてくれても良かったんじゃね?!
 反応するかはしらないけどさ、あの恰好ならイケたかもしれないじゃん?
 それにアイツだって絶対俺の事好きだろ、どう見ても!
 とりあえず兄弟の中では一番好かれてる自信あんだけどぉ!

「おかしい!あー、ムカツくし腹立つ!!」

「なにが、っていうか何で部屋の中転がり続けてる訳?ウっザイんだけど、ちょっとは静かにしろよ」

 チョロ松はまた役にも立たない就活雑誌を読んでいる、いやぁ今日も自意識高いねぇ。

「なになに?シコまっちゃんたらお兄ちゃんの心配してくれてる?」

「シコ松じゃねぇし!心配とか微塵もしてないから、あと、チョロ松だからね僕っ」

「どうしたおそ松、考え事ならこの兄弟一優しい男、ファンタジスタ、カラ松がお前の悩みを――」

<間>

 あー、どうやったらアイツの態度変えれるかなぁー
 俺はまたゴロゴロと転がり天井を仰ぐ。

 チョロ松も突っ込みをやめてまた雑誌を見返した。

 今俺んちの1階にいるのは、俺、シコ松、カラ松。
 この中で言えばターゲットは一人。

「なんでさー、アイツ本当可愛くねぇの?ねぇ、なんでチョロ松ぅ」

「は?!ちょっと、俺に絡みついてくるなって、ウザイってば!なんだよ急に」

 ナス子の事は思い出すとムカつくけどね、要するに暇なんだよねぇ。

 ここまで言っておいてなんなんだけど。
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