第91章 【逆ハ卒業ルート】HAPPY HALLOWEEN 2018
「グッモーニンマイハニー! 俺達からのサプライズは喜んでくれたかなぁ? ん~?」
「魔女っていいよね……妖艶な感じだしスカートにガーターとかエロイ、そのまま罵ってくれたら最高」
「しないから! 馬鹿抜かしてんじゃないよ一松」
「なんだよ、俺らがせーっかく用意してやったのに着ない訳ぇ? あ!もしかして着させて欲しいとか? なはははは」
起きがけから煩い松共に囲まれ、誰一人この服を着ないと言う選択肢には賛同してくれない。
「誰か衣装交換求む、プリーズチェンジ!」
「ん~、ぼくが着たらきっとナス子姉より可愛くなっちゃうし……ほら、それ見たらナス子姉も落ち込んじゃうでしょ? それなら諦めて最初から着た方が無難だと思うなぁ」
トド松が追い打ちをかけナス子の性格をよく知っているからこそ単純なナス子の行動を誘導させる末弟。
「んなっ、馬鹿言うんじゃないよ! 私だって女なんだからトド松が着るよりはマシ……た、多分だけど」
「多分かよ、そこは自信もって言えよ女だろ? 一応」
「だからね? おそ松さん、一言多いんだよホントに」
ムっと頬を膨らませても早く着替えて欲しいと思う六人に嬉々爛々とした目で見下ろされている。