第91章 【逆ハ卒業ルート】HAPPY HALLOWEEN 2018
「………………なんでスカート? なんでフリル? 何でガーターみたいのついてるの。皆と全くおんなじ恰好がいい」
まぁ、コイツらの求めるものなんて所詮エロ目的。
皆はローブにズボンなのに自分だけスカートでフリフリであるのが気に入らない。
ましてやこちらの年齢も考えて欲しいものだ。
こんな若い子が着るような衣装を誰が着たいと思うだろうか。
「これのチョイス誰がしたの、今すぐそいつの命をトリックオアトリートしたいんだけど」
「命のトリックオアトリートって何?! 意味不明なんだけど!! 適当すぎるだろ」
「姉さん早く着替えてよ! ボクそれ着た姉さんの姿早くみたいなぁ!」
着る着ないなど、三人で論議していると、階段の音が聞こえ続々と松が集まってきたのだろうとわかってしまう。
━━━━━━━━━━めんどうくさry
「あ! ナス子姉起きてるじゃん。おはよ! ぼくらからのプレゼント見てくれた?」
「プレゼント……たまに感動するプレゼントくれるけどほぼいらんプレゼントが多いのは気のせいですかね?」
トド松が笑顔で近寄ってきて、キューティースマイルを炸裂してもコチラの心にはビクともせず目は呆れてしまう。
確かにここの家に来てから、六つ子が何かくれる事は多かった。
嬉しいプレゼントもあるが、ほぼ私利私欲の為のプレゼントの方が断然に多い。
こんなんで金使ってる癖に後から金貸せとか抜かしてくる当たり多少ムカツク。