• テキストサイズ

【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第90章 【微エロ】【トド松ルート】トッティと合コン



「もしもし?」

『あ! ナス子姉、ぼ、ぼくだけど……その、玄関開けてくれない、かな?』

「…………………無理だね」

『え?! も、もももも、もしかして兄さん達の誰かが先に来てたとかじゃないよね? な、なんか聞いた?』

 明らかに動揺するトド松は浮気はしていないし、他の女性に合コンで目移りすらしていない。
 と言っても、そんな事実はナス子は知らない。

「ごめん、トド松。 暫く……会いたくない、かな」

『……っ、あの。ごめんなさい、黙ってるつもりじゃ』

「秘密にしてほしいって言ったんでしょ? アイツらに」

『!? そんな事まで話してったのアイツらっ、誰? 誰が来たの?』

 扉からガンっと言う大きな音がする。
 多分トド松が兄に怒り扉を殴っているのだろう。
 まぁ、だが今回ばかりは非はトド松にあるのだ、他の六つ子は悪くない。

「少しの間でいいからさ、私の事は放っておいて。お願い」

『ナス子姉……そんなの嫌だよ』

 切なそうな声を聞くだけで絆されそうになるのは好きだから故。
 自分はダメ女なのか?と自らに嫌気もさす始末。

「もう切るね」

 プツリと会話が途切れ、ナス子の方からスマホの電源まで落とした。
 トド松だってあの六つ子の一人なのだ、甘やかしていてはいけないと心を鬼にして、本当は会いたいとは思うのに我慢をする事にした。
/ 2205ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp