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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第90章 【微エロ】【トド松ルート】トッティと合コン






 そんなこんながあって翌日。
 勿論トド松は開放される事はなく部屋にふん縛られて家から一歩たりともださせてはもらえず、許されるのはトイレもろもろ、家の中を用事で歩くくらいだ。
 ちなみに金もふんだくられた。最悪だ。

「ねぇ~、もういいでしょ! 何度も言ってるけど浮気とか考えてないし合コンだって頼まれて仕方なく行ったんだってばあぁぁぁ!!」

「って言ってもねぇ。僕は別にどうでもいいけど他の連中が納得いってない訳だし、諦めてほとぼりが冷めるまでは我慢しなよ。トド松」

 いつものように就活雑誌を手に、2階の自分達の部屋の壁にもたれかかるチョロ松は呆れ目でトド松に応える。
 どうでもいいとは口で言うが、彼女がいる癖に合コンに行くと言うのは三男も納得のいかないところ。
 他の兄弟に比べればまだ怒りは少ないにしろ、面倒事に巻き込まれるのはごめんだと自分だけ違うスタイルを貫く。

「どうでもいいならさ、せめてこの縄解いてくれない? ちょっとだけでいいからナス子姉に連絡させてよ。 ぼくからの連絡がなくて心配してると思うんだよね」

「………………」

「チョロ松兄さん聞いてる? この距離で聞こえないとかないでしょ、爺さんじゃないんだからっ」

 チョロ松の怒りは他の兄弟に比べればまば少ない……。
 少ないにしても、トド松の口からナス子の名前が出ればやはり面白くはない。

「チョロ松兄さ~ん!!」

「……はぁ、ねぇトド松。 いくら頼まれて仕方なく行ったにしてもさ、秘密で合コンに行くってのはよくないと思うんだよね」

「ぁ……そ、それは」

 チョロ松の中で引っかかっているのはただトド松が合コンに行った事ではない。

「常識的に考えてよ? ナス子に秘密って言うのはさ、バレたくないから秘密にしたんでしょ? どんな理由があったとしても抜け駆……う゛ぅん! 彼女に言わないってのは後ろめたい感情があるって事じゃないの」

「今サラっと抜け駆けって言おうとしたよね」

「してない」

「したよ~」

「し、してない」

「した~」

「しーてーなーい」

「またまたぁ」

「「…………」」
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