第90章 【微エロ】【トド松ルート】トッティと合コン
「でもさぁ、たったそれだけが目的で普通家にまで会いに来る?」
そこは、実はトド松も引っかかっていた事だ。
LIMEの返事を返していないから仕方なく家に来たのかともとは思ってはいたが、普通に考えればここまでするものなのかと頭を悩ませる。
「ちなみにトド松、合コンに行った事はナス子は知っているのか?」
「へ?」
「そうだよね、そこが一番重要なんじゃない? 彼女に内緒で行ったのか、ちゃんと報告して行ったのかって言うのは」
次男、三男と続けざまに言われまた汗が大量に噴き出てしまう。
言っていない。
言える訳がない、今日、ナス子は珍しくトド松に嫉妬の顔を見せた。
という事は合コンなんて行ったと言えばまた嫉妬するかもしれないし、逆に怒るか不安にさせるかのどれかだ。
さすがに今更ながら自分の行動が浅はかだったと反省する。
「お願いします!! ナス子姉には黙っててください!」
ガバっと勢いをつけて兄達に土下座をする必死なトド松。
全員が顔を見合わせ溜息をつくと一人がまた溜息をつきトド松に声をかける。
「トド松、顔上げなよ」
「チョロ松兄さん……」
「大丈夫だってトド松、ナス子にはさ」
そしておそ松が優しく笑って
「ちゃーんっと、一部始終を報告してあげるから………お先真っ暗だね……ヒヒ」
一松がその言葉を続ける。