第90章 【微エロ】【トド松ルート】トッティと合コン
松野家二階。
トド松は訝し気にしている兄達の前に正座をさせられ縮こまっている。
「まさか合コンに行くとはねぇ、彼女もいるのにさすがドライモンスター……」
チョロ松がへの字の口を開き軽蔑の目でトド松を見る。
「しかもC子ちゃんめっちゃ可愛くておっぱいでっかかったよ! お洒落だし!! ナス子なんかとは天と地の差ってやつだな!」
「おそ松、お前は本当にナス子の事が好きなのか時々わからない事を言うな」
「だってぇ、ホントの事だし仕方ないだろぉ? ナス子と付き合ってなかったら絶対トド松はあの子と付き合うね、いや……もう浮気してるかもしんないけどさぁ」
「バレなきゃいいってやつ……? クソだね、トド松……」
「トッティもうんこだね!!」
口々に責めてくる兄達になんの反論も出来ない。
なんせ合コンに行ったのは事実ではある。
しかしここだけは誤解されないようにとちゃんと兄達に向き口を開く。
「浮気なんてしないし、するつもりもないよ。どんなにグータラでズボラでお洒落の欠片もない残念で口も悪くて本当に女子なのかさえ難しい姉さんでも……ぼくにとっては可愛い彼女なんだから」
「そこ凄い悪口言ってるの気づいてる?! いつもの事だけどさっ」
「だってホントの事でしょ? おそ松兄さんも同じような事言ってたし」
チョロ松の突っ込みに口を尖らせて返す。
だが、いくら言ってもドライモンスターは信じてはもらえる訳もなく疑われている。
「いーなぁ、なんでトド松がモテてんだよぉ。俺ら六つ子だよ? こんなどうしようもなくニートで毎日遊び惚けてるようなヤツ好きになるかぁ? ……あ、自分で言って悲しくなってきた」
「違うよ、C子ちゃんには好きな人がいるし。ただぼくにその人にプレゼントする物を選ぶのを付き合って欲しいって言ってただけで」
ぶつぶつと言い訳をするトド松に一松がぼそりと喋る。