第90章 【微エロ】【トド松ルート】トッティと合コン

「あんれぇ～、トッティ～！　その可愛い子は誰ぇ？」

「トッティ！！　女の子家に呼んだの？！」

　おそ松と十四松だ。
　これはヤバイやつらに見つかった。
　これが次男ならなんとか誤魔化せたものを……。

　一番厄介なのは長男だ。

「え？　お、同じ顔が……3人？」

　C子は唖然としてトド松、おそ松、十四松とキョロキョロと視線を移す。

「あぁ、言ってなかったよね。ぼく達六つ子なんだ、どうしようもないうんこな兄さん達が五人いるんだよ」

「おいトド松ぅ、聞こえてるからね？！　お兄ちゃん泣くぞ？」

「あはははは、うんこじゃないよー！　十四松だよっ」

「こんにちは、お兄さん達。私はC子って言います。この前、松野君……トド松君と一緒に合コン」

「あ！！　あ━━━━━━━━━━っ」

　間に合わなかった。
　合コンと言うワードを防ごうと手を伸ばした手は一歩遅く、うんこ二人の耳にしっかりと入ってしまった。

「「ご、ご、合コン━━━━━━━━━━？！！」」

「ちっ、違うんだよ兄さん達！　それはその仕方なくって言うか決してナス子姉を裏切るような気持ちや行為で参加した訳じゃなくって……」

　と、必死に身振り手振りに誤解を解こうとするが、ガシリと首をおそ松と十四松に腕でロックされ引きずられるように家の中に入って行くトド松だった。

「あ、C子ちゃんごめんねぇ！　俺達ちょっとトド松にだい～じな用があるから！　また今度ねっ」

「またねー！！」

「え、えっと……はい、また」

　ポツンと残されたC子は少し残念そうに唇を噛むのだが、仕方なくその場を後にし来た道を歩いて帰って行った。

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