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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第88章 【R18】【おそ松ルート】煩悩の松は追えども去らず



「はー……俺なんか変な気分になってきたんだけど」

 言葉の通り、おそ松のおそ松が少し盛り上がっているように感じる。
 それだけでもうおそ松との情事に諸に溺れてしまっているナス子も少し顔だけでなく体まで火照ってくるような気がした。

「なんでこんなに好きになっちゃったんだろー……六つ子の中ではいっちばんナイと思ってたおそ松なんかとさ」

「おい、それ余計だからね? 長男でありカリスマ的存在の俺だからこそ惚れたんだろ?」

 そう言われてふと、思い出す。
 おそ松ってそう言えば告白はしてくれたけど、いつ自分の事を好きになってくれたのだろうと。

 逆に、自分も突然気づいた感情だ。
 好きと言われ自分も好きだと自覚したのもおそ松の押しがあったからこそで、他の要素でジワリジワリと好きになっていたのかわからない。

 過去に男性とのトラウマがあり、それ以降恋愛をあまり経験していなかったナス子は恋愛と言う概念はどのような物なのかと言う事が未だにわからない。
 ただわかるのは、好きでずっと一緒に居たいと言う事だ。

「ねぇ、おそ松」

「あー?」

 突然変な気分になってしまったおそ松はナス子の額にキスしたり、頬に自分の頬を擦りつけたり、首筋にまでキスをする。

「……っん、ま、待って……あのね、聞きたい事、が……んっ、ちょっと!」

 おそ松の顔を片手で覆い、ストップをかける。
 一度気になりだすと、白黒つかないと納得のいかない性格なのだ。
 面倒臭がりな癖に、こんな性格までもが面倒臭い。
 逆におそ松はマイペース、今が良ければ全て良しと言うポジティブの持ち主の為か、これを聞いてもあまり意味はなさそうではあるが、こんな自分を好きと言ってくれるおそ松の動機が気になって仕方がない。

「だあああ、なんだよ? 折角いい雰囲気だったのにぃ」

「あの、あのね、実はずっと聞きたい事があったんだけどさ」

「それ答えたらセックスしていいー?」

「……………答えによる!!」

 結局はするんだろうなと言う事も理解した上でも、一応と答える。

「んー、んじゃ何? 弟達の話だったら今はナシだからなっ」

「違うよ。もう、何でいつも弟達の話するの嫌がるの? 兄弟なのにさ」
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