第86章 【逆ハー卒業ルート:微エロ有り】プロポーズ大作戦
「それとも……もしやまた部屋が散らかってきているから部屋に入れてくれないんじゃないだろうなぁ?ん〜?」
「あー、あり得るね。マンションの時の二の舞。最近ウチにしょっちゅう宅配便も届くし……そろそろまた要る物、要らない物整理の時期かなぁ」
「かかか、カラチョ、チョチョ……別に何もないよ?! ふっつーの部屋だし、ごく普通のレディのルームだし、疑ってかかる事など何も」
ゴクリと喉を鳴らし、ついつい次男三男を呼ぶ声にどもってしまう。
「い、行きます! そっちの部屋戻りますから、本当にご勘弁をっ」
もうこの部屋には触れないで欲しいと諦めて六つ子の部屋に歩き出す、と言うか、両腕を引きずられるようにもたれ、まるで捕らわれた宇宙人だ。
部屋に戻り、今日は何をして遊ぼうかと言う話になる。
この前は皆で人生ゲームをやったりした。
ちなみにおそ松が莫大な借金を抱えボロ負けしたオチである。
「部屋に行けばカードゲームもあるけど……あ! あれ知ってる? 愛してるゲームっ」
「「「「「「?」」」」」」
松達の部屋のソファに足を汲んで座り、今日の遊びを提案する。
「あれぇ? ジェネレーションギャップっすか? 名前は合ってるか知らないけどさ、このゲームは円になって隣の人に愛を告げるの。んで、拭き出したらその人が負け、何か罰ゲームがあります!」
「あぁ、一時それって合コンで流行ったかも」
「んー? トッティ、トッティ? まさか私と言う華麗で聡明で魅力あふれる恋人を持ちながらもまぁだ合コンに行ってるんじゃ……ないでしょうね?」
「それ最早他人だよね」
「煩いドライモンスターめ」
これは完全に妬き持ちである。