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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第86章 【逆ハー卒業ルート:微エロ有り】プロポーズ大作戦



「くっ、職業病が邪魔してもっとほぐしたいとも思う、思う……けど……許せ! 弟達!! じゃなかった、愛しのクソ松共よおぉぉっ」

「悪口?! 悪口じゃない?!」

 後ろからチョロ松の声が聞こえたが足を止める事はない。
 本当は自分だって満足行くまでそのコリと言う名のお宝を掘り起こしたい。
 フワフワにしたい。
 そんな願望もあったが、六人、六人だ。
 全員の身体のコリも違うし、最近は仕事も頑張っているようで本当に凝っている。
 やりがいがあって、夢中になれば絶対に楽しいとはわかっているコリが相手でも、今日はどうしてもやらなければならない事があった。

「あ! 逃げた!!」

「ったく……出来た途端すぐあそこに逃げ込むようになったよね。 だからいらないって言ったのに」

「本当だよ。僕らなんて今まで生きて来て六人ずっとこの同じ部屋の空間で育ったんだよ? なのになんでアイツだけ━━━━━━━」

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━━━━━━━━━━ バタン、ガチャリ

「はぁ、はぁ……あっぶない。あんなコリのお宝見てたら絶対に我慢できないよ。でも一気にやったらこっちも身体疲れて仕事に支障出るし、休みの日は休まないと……ねぇ、ミケ子?」

 みゃ~

 専用の猫クッションの上で丸まって眠っていた、子猫だった三毛猫は、今はすっかり大きくなって立派なレディだ。

 六つ子の隣の部屋、鍵をしっかりと掛けて自分だけの部屋に逃げ込むナス子。
 この部屋は松造、松代が用意してくれた部屋。
 狙いは、やっと家に入って来てくれた嫁候補を逃がすまいとして増築したわけなのだが、ナス子にとっては有難い事この上ない。

 孫の事だけは未だに言われる事も多く、六人部屋では子作りに集中出来なそうでも、個人部屋ならきっと励んでくれると言う期待も込めて、ただの好意だけでなく何かしらの意図もあり嫁(仮)の部屋を与えてもらった。

 まぁ、部屋の様子と言えば……
 自分でお金を少し出すと言って少々広めに作ってもらった。
 趣味の物がまた溢れ、色々散らかっているが、ナス子は鍵を常に掛け、誰一人として部屋には入れない。

 特にカラ松、チョロ松、トド松は煩いだろうという事はわかりきっているのだ。
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