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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第86章 【逆ハー卒業ルート:微エロ有り】プロポーズ大作戦



 ×年後………


「あーっ! あぁぁ~っ、そこぉっ……もっと強くしてっ……!」

「はぁ?! これ以上強くしたら筋痛めるかもしれ」

「いいからっ! もっと強く……っ!」

「ったくぅ……っほれ!」

「あああああ~~! そーそー……っ! それっ、スッゲーきもちーからぁぁぁ……っ!」

「ぅおい! お前ら! 真昼間から人が何か誤解するような声を出してんじゃねーよ! とくにそこのクソ長男!」

「ちょっと! 私は別に誤解されるような発言はしてないからね?!」

 松野家の2階。

 男六人と女一人が一緒に過ごすには、少し手狭なこの部屋。
 だが暮らし慣れた、落ち着く空間。

「おそ松、次はオレだ、そこをどけ」

「ええー? もう10分経ったのぉ? 嘘だろぉ?」

 しぶるおそ松を容赦なく蹴り飛ばし、その場所に今度はカラ松が座る。

「オレは肩と腕を頼む。よく使うせいか、凝っているようだ。あぁ、サービスでLOVE(強調)を多めに注入してくれ」

「はいはい」

「カラ松の次は僕ね。僕は足がいいかな。営業で疲れちゃってさぁ」

「はいはい」

「俺は腕と足……チビ太結構人使い荒いんだよね……給料上げさせようかな」

「はいはい」

「ハイハイハイハハイハーイ!! ぼくはねっ! 全部っ! ボゥェっ!! あとスマイル一つクダサイッッ」

「はいはい」

「僕はねぇ、うーん、頭かなぁ。脳ってぇ、使いすぎると疲れるんだよねぇ」

「はいはい」

 もう、突っ込むのも面倒臭い。
 この六人が働き始めてどのくれい経っただろうか。

 サプライズ旅行の時、決意新たに言ったあの逞しく少しだけ誇らしくも思った働く宣言をした六つ子達は、すぐにとはいかなかったが少しづつ自分達の行動範囲を移して行った。

 最初は性に合わないと言って、色々なバイトをしては辞めてしては辞めての繰り返しだったが、やっと自分それぞれに合うアルバイトを見つけたようでそれぞれに働いている。

 ご丁寧な事に休日は全員同じ日。
 ちなみにナス子も同じ日を休みにとるようにしている。

 しかし最近は毎日休みの日はこんな感じで、家事を手伝ったりマッサージだったりと休みの日も逆に忙しくなったナス子。
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