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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第86章 【逆ハー卒業ルート:微エロ有り】プロポーズ大作戦



「困った姉さんやでー、ヨシヨーシ、わーしゃしゃしゃしゃ!」

「ぎゃぁっ、じゅっ、十四松!! 強引に髪を撫でるなわしゃわしゃするなぁ! 頭ががっくんがっくんするでしょっ」

「ははっ、やっぱり姉さんはそう口煩く文句言ってないと姉さんじゃないよね? あ、今は姉さんって言うよりナス子の方がいいかなぁ、ふふん」

「……どうせ、可愛くないですよー、アンタ達が思っている通り私は」

「「「「「「 ズボラでグータラ、女子力皆無な残念女! 」」」」」」

「おい、そんな長台詞、普通揃うか? 練習したのかお前ら」

「だーってぇさぁ、もう俺らもわかってるし言ってるし。お前だって聞き飽きるくらい自分でも言ってんじゃーん」

 自分が言おうとした台詞をとられてしまい、しかもわかっているかのようにキレイに六人が口を揃えて残念そうな、仕方なさそうな笑みで見て来ると、涙も止まり逆に文句が口を出す。
 悪い癖だが、それでもいいと彼らは言う。

「ナス子、指輪外してみ? んで裏見てみろよ」

「裏?」

 おそ松に言われるがままに指輪を外し、細い指輪の淵の裏。

 その裏には━━━━━━━━━━

 〝 Together forever “

 の文字。

「これでわかったぁ?」

「これが俺達の気持ちだ、ナス子。最早この愛は永遠を意味すると言う事……さ、フフ~ン」

「ちょっとクサかったかな? 色々考えてそれにしたんだけど」

 やっぱり生まれた順に喋っている兄松。

「あの……皆」

「先に言っておくけど返すとか捨てるとかはナシですよ? もうそれは首輪みたいなモンだから」

「いや……違って、その……あのねこれ」

 言う途中で十四松に言葉を阻まれ、やっぱり弟松も順に喋る。

「ちなみにボクらの指輪にもおんなじ文字が書いてあるからね、これで本当のホントに完全におっそろーい!!」

 それぞれを見て、またリングに目を向けて文字を見る。
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