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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第86章 【逆ハー卒業ルート:微エロ有り】プロポーズ大作戦



「鬼ーぃ、酷いー!! 私昨日いっぱい頑張ったのにぃ、もう少し労わってくれたって……」

「起きないとあれよ? 今からもまた頑張ってもらっちゃうよ? それでもいいなら寝ればぁ??」

 悪戯な長男の笑い声が聞こえムカっとしてしまう。
 昨夜は散々、もう身体がガクガクで足が震えて暫くは立っていられないくらい一度となく何度も愛の行為に応えたのだ。
 勿論、自分からも言った言葉ではあるのであまり強くは攻め立てられない訳ではあるのだが……

 寝起きはいつもよくない為か余計にムムっと来るものがあり、いっそこの六人を久々のメスゴリラパンチで眠らせてやろうかと飛び起き拳を握る。

「もう! 私も嫌ではないけど寝起きからは嫌だからっ、マジのマジでもうちょっと寝かせてくれてもいいじゃんか、ゴリラパンチが飛ぶぞこの野郎共めっ」

「遂に自分からゴリラって言ったよ」

「もうぼくらに言われても反論できないよねこれ」

 突っ込み兄弟チョロ松、トド松に白けた目で見られハッとする。
 いつの間にかゴリラを容認してしまった、なんたる失態。

「姉さん、姉さん! 何か気づかない?」

「ん、なに十四松? 気づくって……チンパンジーからゴリラに進化した事を認めろとでも言いたいのかなぁ?」

「ち、違う違う!」

 嬉しそうに袖を揺らす十四松が笑顔で質問をしてきて、だがその意味はわからずきっといつもの皮肉だろうと十四松に握った拳を見せつける。

「は~、寝起きから口悪いし暴力振るし起きたての顔ブッサイクだし……俺らだけよ? お前のそんなとこも可愛いって思うのは」

「はぁ? な、な、なに朝から言ってんの?!」

 思ってもみない急な口説き文句のようなものに悔しい事にもドクンと脈が大きく跳ねる。
 パクパクとその後は何も言えず、口を開閉させてしまうのだが、そのナス子を囲って全員がナス子の顔を見ている。

「ね、寝起きブッサイクなら見ないでよ……」


 恋人達の視線に耐え切れず顔を両手で覆うのだが、何かの違和感にん?となった。
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