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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第86章 【逆ハー卒業ルート:微エロ有り】プロポーズ大作戦



「いやー、楽しみだなぁ温泉!! 混浴!! 部屋風呂~♪ 今度こそ一緒に入るからな」

「………はいはい、でも温泉の中で何かしてきたら殺す」

「はぁ? 温泉で混浴で部屋風呂もあるつったらセッ×スするでしょ! するよね?! しないとかないから!」

「しねぇよ馬鹿!!」

「ナス子、口悪い……ホントそればっかは治らないね、はぁ」

 おそ松の発言に反論して、一松に口の悪さを指摘されても確かにもう長年培ってきたこれは治るものではない。

「温泉の中では嫌だけど……ね、寝る前にすればいいじゃん」

「「「「「「 !? 」」」」」」

 助手席で人差し指を弄びながら、柄でもない事を口にする。
 数日前、やっと理性を脱ぎ捨てちゃんと自分から求めると言う事が出来るようになったナス子は、あの時の嬉しそうな恋人の顔が癖になり、少しずつだがこんな事も言えるようになってきた。

「全く、口が悪いのは治らないけどそういう所はまぁ成長してきたよね。女性の方から求められたら断るなんて事出来ないし! どうしてもって言うなら別に付き合ってやらなくも」

「じゃあチョロ松兄さんは見学でいいかな? ぼくらだけでするから♪ ねぇ、ナス子姉~」

「は?! いや、そ、そうじゃなくて!! するよ! 僕だってするから!!」

 温泉旅行なのに、既に車の中では夜の営みの話になり、これは身体を癒しに行く旅行どころではないなと痛感してしまうナス子だが、そんな会話をする六人に対し愛しい感情しか浮かばなかった。





 程なくして旅館につき、以前行った所とは違い広めで色々な温泉があり貸し切り風呂等の種類も多い温泉へと到着する。
 今回は一泊二日の短い旅行の為、外に出かけるという事はしない。

 七人の大部屋に案内されてまた外に海の見える部屋に案内されると嬉しそうに窓の外を覗いた。

「うひゃー、いいね! いいね!! 前に福引で行った所は隠れ家みたいな感じでまた良かったけど、今回はすっごい広いね、部屋も建物もお風呂もいーっぱい!! ゲーム所じゃないかも、全部制覇できるかなぁ?」

 嬉しそうな笑顔ではしゃぐナス子を見ながら、荷物を隅へと寄せる六つ子はご機嫌な恋人を見て顔を合わせて笑ってしまう。
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