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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第86章 【逆ハー卒業ルート:微エロ有り】プロポーズ大作戦



「こらトド松、仕事までは起こさないようにね! ただでさえ通勤場所は遠いんだから運転に何かあっても困るし」

「わかってるよー、少しだけ触っただけでしょぉ? あ、もしかしてチョロ松兄さんも触りたいの」

 ニヤリと顔を末弟に向けられてチョロ松の視線が泳ぐ。
 
「ぼ、僕は別にそういうんじゃなくて、本当に心配してるからこそ言ってるだけだからっ」

「って言っておいてナス子の隣占拠してよく言うよね」

 寝ているナス子の隣にチョロ松が座り、就職雑誌に目を通している。

「お前らを見張るのが僕の役目だからな!」

「へーへー」

「まぁ、そういう事にしてあげるよチョロ松兄さん」

本当は傍に居たいだけの癖に……とわかっている二人もこれ以上はチョロ松が反論して煩くなるだろうとわかっている為か他に言葉は出さなかった。



 夕方になり、ナス子は無事に三人に起こしてもらいすぐさま着替え仕度を全て終えて家を出ようとする。

 するとたまたま玄関で帰宅したばかりの十四松と鉢合わせをして、泥だらけの状態でのハグは断るものの、いってらっしゃいのキスがさく裂した。

「……っ、ん! 十四松、長……長い、からぁ! 遅刻、す……んん」

「だって姉さんいい匂いするから! それお化粧の匂いかな? 食べちゃいたいね!!」

「もー!! 放してえぇ、本当に遅刻しちゃう! つかここ玄関だぞ! やめーい!!!」

「もーいっかい! もーいっかい!!」

「~~━━━━━もう!! はいっ」

 可愛くおねだりする十四松の頬に軽くちょんとキスをしてダッシュで逃げる。

「えー!!! 足んない!」

 そんな叫びが後ろから聞こえたが、そんな事はお構いなしだ。
 遅刻だけはする訳にはいかないから。

 急いで車に乗って、職場に向かい今日も一日深夜まで働きヨレヨレになりながらも家に帰って行った。



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