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【おそ松さん】松野家と年上幼馴染(R18)

第86章 【逆ハー卒業ルート:微エロ有り】プロポーズ大作戦



 今日は仕事ともあって家事に関しては免除してもらい、夕方まで寛ぐダメ嫁候補。

 他の兄弟も気を使ってか家を出ている者もいれば部屋にいるものもいるが誰もナス子の睡眠を妨げようとはしなかった。

 ふかふかの布団に愛猫がピットリとくっつき幸せである。
 しかも目覚まし代わりにこの部屋に残るメンバーが起こしてくれるらしいので遅刻の心配もない。

 部屋に残っているのは出不精の一松、特に予定もないので出かけないチョロ松、何か抜け駆けされたら嫌だとそれを見張るトド松がいる。

 他はパチンコなり、カラ松ガールなり、野球なりしに行っているのだろう。
 カラ松の場合はもうカラ松ガールは必要ないのだが、癖でいつもの場所に行ってしまっている。勿論の事、ファンなど存在しない。

 ただファンを無碍にしたくないと言う思いから通っているらしいが、本人以外は誰もファンがついていない事に関しては承知しており好き勝手やらせておく事にした。

「幸せそうに眠っちゃってさぁ~、見てこの締まりのない顔ぉ」

「いいんじゃない? 家に来てから緊張もあると思うしゆっくり寝かせてやれば、仕事の日くらいでしょ、家事手伝わなくてもいい日って」

「チョロ松兄さんは優しいねぇ、ぼくはナス子姉見てるとくっつきたくなっちゃうよ、あ! 変な意味じゃないよ?! いや、変な意味も出来たらしたいけどそんな事はしないから!」

 スヨスヨ寝ているナス子を中心に話題を膨らませながら三人の視線はナス子に向く。

 本当によくこの家に入る覚悟をしてくれたものだと思う。

「頑張ってるよね、コイツ。 絶対に根を上げてマンションに帰る……とか言い出すと思ってたんだけど」

「そうだね、いつものナス子だったら早々に辞退する所なんだろうけど……」

「ぼくらの事、よ~っぽど好きって事でしょ? ナス子姉は!! ふふっ、ぼくも大好きだけどぉ」

 つんつんとトド松が寝ているナス子の頬をつつくとうぅんと小さな呻き声が漏れる。
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