第86章 【逆ハー卒業ルート:微エロ有り】プロポーズ大作戦
「それにどうせ下着見る時って最終的に脱がす訳だし関係ないよね……」
「ぅ……、急に変な事言わないでくれますかねぇ一松さんよ」
脱がすと言う発言を聞いてまた身構える。
もうお互い何度も行為に至っているのに最近そういう事がない所為か変に緊張してしまう。
「そ、そう言えばアンタ達もだいたいブリーフじゃない? たまにボクサー履いてるけど!」
「あー、言われてみればそうだな。だいたい下着つっても母さんが買ってくるヤツだし」
「特に気にした事なかったね! 動きやすいし!!」
「私にお洒落しろとか言うヤツラが一番お洒落してないんじゃんっ、トド松だって下着だけは適当だしー」
そう、思い返してみればそうだった。
いつも自分ばかり突っ込まれていたが、余裕を持って少し考えればすぐにわかる事だった。
だからと言って、お洒落な下着を履いて欲しいとは微塵も思っていないが。
「フフン、ナス子はパーフェクトランジェリーを身に纏った俺をお望みという事か、それならば次にお前と愛を育む時はそれを身に纏い」
「いえ、結構です」
言い終えるか言い終えないかのタイミングで氷結なみの言葉を放つ。
「ノンノンノン、照れる事はないんだぜぇ?」
「いや、あれは本気で嫌がってるでしょカラ松」
「うん、見てよあの目。視線だけで氷付きそうなんだけど?」
「ん~?」