第86章 【逆ハー卒業ルート:微エロ有り】プロポーズ大作戦
唇をとがらせ、言いづらいが頬を赤くしてナス子が言うとトド松が唖然とした顔で恋人を見返す。
「そっかぁ、そうだよね。これからも録れるし、増やそうと思えばまだまだ……」
「だから増やすなっての! これからは定期的にチェックするからね! 増えてたらマジで風呂に沈めるからトッティごと」
海じゃないだけマシだと思えとばかりに気迫で迫る。
トド松はその場だけは逃れようと仕方なく納得のいく素振りを見せた。
「はいはい、わかりましたよー。さすがに恋人に嫌われる訳にはいかないしね」
「うむ、宜しい!!」
「ナス子姉はなんか写真とか録らないの?」
「え!?」
ヒョイっと今度はナス子のスマホを奪われ写真をチェックされるとずらりと六つ子の写真が沢山出てきた。
特にエロイものはないがこれはこれでまた盗撮のようなものもある。
「……人の事、言えなくない?」
「うわぁあぁ、えーっと……これは、その……」
「しかも一人一人フォルダ分けまでしてるし、面倒臭がりのナス子姉が」
皆の写真が欲しいと日頃つい撮ってしまう事があって、こちらも言い返したくても言い返せない。
「も~、なんでこんな可愛い事するかなぁ」
「可愛いか?! 引かないの?!」
「え、だって好きだから撮ってるんでしょ?」
「ぅ………」